平成27年から農協から出荷される三ヶ日みかんは機能性食品扱いになりました。生鮮食品としての認可は全国初です。「β-クリプトキサンチン」がたっぷり含まれているからです。
その他にもみかんはβ-カロテン・ビタミンC・塩分を身体から抜き取ってくれるカリウム等々……優れた栄養成分を含んでいます。以下、三ヶ日町民1,000人を10年間追跡した疫学的調査「三ケ日町研究」の成果を抜粋して掲載させていただきます。
★みかんを1日4個位食べてβ-クリプトキサンチンの血中濃度が高い人は、みかんをあまり食べない人に比べて…
(1)糖尿病になりにくかった
2型糖尿病の発症リスクが57%低下
(2)肝臓が元気だった
肝機能異常(非アルコール性脂肪肝)の発症リスクが49%低下
(3)中性脂肪値やコレステロール値が正常な人が多い
脂質代謝異常症の発症リスクが33%低下
(4)骨が丈夫
閉経女性の骨粗しょう症の発症リスクが92%低下
(5)血管年齢が若い
動脈硬化の目安となる脈波速度異常の発症リスクが44%低下
※「JAみっかび くみあいだより 2016年5月号」より
疫学調査を行い、こんなにはっきりと健康に良いと根拠が示された食べ物は、みかんの他にはほとんどありません。暮らしの中で、温州みかんを食べる他にたくさんのβ-クリプトキサンチンを摂る機会はほとんどありません。オレンジでさえ温州みかんの1/10程。その人の血中のβ-クリプトキサンチン濃度を調べれば、どれだけミカンを食べたかが分かるのです。管理栄養士をしてきた人間として、とても励まされる調査結果です。
私の身を案じる周囲の優しい人たちから、あきれられながら草刈りに追われる日々です。ですが上記の健康効果に安全性を加えた美味しいみかんを販売していきたいと思っています。